地元の山形県を盛り上げたい。
住みます芸人と二人三脚で地域に愛される存在に

地方創生の仕事

安達 澄子

株式会社よしもとエリアアクション 東北本部 山形県担当
2007年入社

最近の仕事(内容・役割)を教えてください

私の出身地でもある山形県で、住みます芸人・ソラシド(本坊元児、水口靖一郎)さんのマネジメントをしています。
具体的な仕事内容は、出演オファーへの対応や、県や自治体に出向いての出演交渉、本坊さんがつくった農作物を販売する事業展開のサポートなどです。
また元番組ディレクターの経験を活かして、本坊さんを主役にしたドキュメンタリー映画『脱・東京芸人』も監督しました。この映画は、2023年4月に開催された「島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭」でプレミア上映され、その後全国公開もされました。

仕事をする上で心掛けている事を教えてください

芸人さんがやりたいと言ったことを、絶対に否定しないことは徹底しています。アイデアを聞いたら「いいですね、やってみましょう!」と背中を押すし、目標達成に向けては同じ気持ちで動く。そして結果的に失敗したとしても、「これはこれでオモロイから、いいんですよ」が口癖です(笑)。
誰だってそうだと思いますが、応援してあげることで頑張れることはあると思います。山形県には吉本の劇場が無いので、芸人さんは芸人仲間が近くにいません。私も自宅兼事務所のようなもので、近くに同僚はいません。必然的に芸人と社員が向き合うしかないので、繋がりや絆がより深くなる分、やりたいことを後押ししたいと思っています。

仕事のやりがいを教えてください

芸人さんと「面白いこと」を一緒に考え、実現に向けて行動できることです。そして芸人さんがテレビやイベントなどに出演して、お客様に「面白かった」「楽しかった」と言われるのが本当に嬉しいです。
最近お年寄りも子どもたちも、地域の方たちが「ソラシドが山形に来てくれて嬉しい」と言ってくださいます。本坊さんは愛媛出身で、水口さんは大阪出身なのですが、「縁もゆかりもない山形県に来てくれてありがとう」と地域の方たちに言われている姿を見る時は、ジーンと来ます。

入社した動機・きっかけ

昔からバラエティーとドキュメンタリーが好きで、そういった番組の制作ができる現場で働きたいと思っていました。そうした思いから、前職は吉本興業と毎日放送が出資していた制作会社のアイ・ティ・エスに入社。そこで、『吉本超合金』や『麒麟の部屋』などの番組を担当し、その後アイ・ティ・エスから吉本興業株式会社へ移籍しました。

吉本だから味わえたことはありますか?

やはり本坊さんのドキュメンタリー映画を監督できたことです。吉本は「自分の武器を大いに発揮してください」という会社なので、番組ディレクター時代の撮影・編集スキルを活かして、映画をつくることができました。勝手にカメラを回しているので、本坊さんには「盗撮だ」と言われていますが...(笑)。
お笑いとドキュメンタリーに興味があってこの世界に飛び込んだので、長い時間はかかりましたけど、夢を叶えることができました。また映画を通して、住みます芸人の幅広い活動内容を山形県外の人に知ってもらえたことが、何よりも嬉しかったです。

今後のキャリアビジョンを教えてください。

「地方から全国区へ!」を合言葉に、山形発信の全国番組を制作したいです。具体的に言うと、首都圏の売れっ子芸人さんが山形に来て、ソラシドがホスト役となる番組ですね。
山形のスポンサーさんを探して、10分でも15分でもいいので、そういう番組をつくってみたい。そうした番組ができれば、地方芸人さんに輝ける場所をつくる前例になりますし、「エリア社員」の仕事の可能性も広げられると思っています。

吉本興業を志望している人に向けて一言

芸人さんと一緒にやりたいことに向かって突っ走ることができる、やりがいのある仕事だと思います。
エリア社員ならわざわざ東京に行かなくても、あなたの生まれ育った町で、自由に吉本芸人とエンターテインメントをつくることができるので、地元を盛り上げるアイデアのある方はぜひ応募してみてください!

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