劇場の運営を通して若手芸人を発掘・育成・プロデュース。
若手芸人の成功は自分のことのように嬉しい

劇場の仕事

西尾 彰記

ヨシモト∞ホール・ヨシモト∞ドーム支配人
2006年入社

今の仕事(内容・役割)を教えてください

ヨシモト∞ホール・ヨシモト∞ドームの支配人を務めています。主な業務内容は、劇場の管理・運営・制作、若手芸人の発掘・育成・プロデュース、予算管理、編成管理、防火防災、安全管理、労務管理、部下の教育など、多岐にわたります。
その中でも特に大切なのは、若手芸人の発掘・育成・プロデュースの部分。
まだまだ世の中に知られていない芸人さんが板の上で力をつけ、ファンを増やしていく過程を、劇場の運営を通してサポートしています。

仕事をする上で心掛けている事を教えてください

人との会話、コミュニケーションを大事にしています。芸人さんは私たちにとって大切なビジネスパートナーですから、常にリスペクトをもって接しています。また劇場には芸人さんだけではなく、お客様やメディア、スタッフなど、さまざまな人が出入りしています。挨拶は「大きな声で元気よく」、業務の基本は「報連相」など当たり前のことを大切にして、誰もが気持ちよくいられる職場を目指しています。

仕事のやりがいを教えてください

劇場は、旬なネタとお客様の笑顔に直接触れられて、毎日が笑いに包まれています。そんな素敵な職場で働ける日常にやりがいを感じています。
また、芸人さんと二人三脚で、同じ気持ちを共有しながら働いていることにも幸せを感じます。昨年12月に行われた「M-1グランプリ2023」も、ムゲンダイレギュラーのシシガシラが敗者復活で勝利した時は、自分のことのように喜べました。彼らの影の努力や苦労を見てきたからこそ、今思い出しても涙が出てくるくらい感動しました。

入社した動機・きっかけ

28歳の時に、∞ホールのオープニングスタッフとして中途で入社しました。それまではプロギタリストの夢を追いかけていたのですが、自分には才能が無いことに気づき諦めました。その時に吉本興業の求人を見つけて、まともな社会人経験がない自分でも何とかなるかもと感じたのが応募したきっかけです(笑)。

吉本だから味わえたことはありますか?

以前「よしもと沖縄花月」に勤務した時期があるのですが、その際に劇場と掛け持ちで「沖縄おもろおばけ屋敷」のオープンを担当しました。どうやって吉本興業らしいおばけ屋敷を作るのか、手探り状態で作家さんと打ち合わせを重ね、おばけ役の芸人さんへの演技指導を行いました。
結果的に、吉本らしいオモシロ要素が満載のおばけ屋敷が出来ましたが、チームで力を合わせて新しいものを生み出す経験は大きな財産になりました。そのとき手伝ってくれた芸人さんとは、今でも良い思い出話として盛り上がります。

今後のキャリアビジョンを教えてください

入社1年目から劇場に勤務し、無我夢中で今日まで来ました。それでもまだ仕事で成長することに終わりが見えません。この会社には尊敬できる上司や先輩がたくさんいますが、そういう方たちを見ていると、もっと勉強しなくてはいけないと強く思います。
今後も様々な現場を通じて、チームをまとめるリーダーに必要なヒューマンスキルやコンセプチュアルスキルを磨いていき、上司からも部下からも信頼される人間になりたいです。

吉本興業を志望している人に向けて一言

何のために働いているのか、なぜ吉本興業で働くのかを自問自答すると、「世のため人のため」という言葉が一番しっくりきます。笑いの力を信じて、世の中を幸せにしていく。それがこの会社の本質だと思います。 おそらく日本で一番面白い会社だと思います。所属する芸人さんが面白いのはもちろんですが、社員も皆さん面白い人が多いです。そんな環境だからこそ、面白いことに熱中する事が出来るので、私たちと一緒に面白いことを創造しましょう!

社員から知る吉本興業