お笑いの枠に留まらない、
エンタメの可能性を広げていく

ライブ制作の仕事

石橋 秀斗

ライブ制作部
2018年入社

今の仕事を教えて下さい

現在はライブ制作部に所属し、ルミネtheよしもとや渋谷漫才劇場などの常設劇場以外の場所で行う公演のプロデュースや制作を担当しています。 会場は数10人規模の小ホールから、直近では約5万人を収容する東京ドームでの公演まで、規模も場所もさまざまです。内容としてお笑いライブだけでなく、音楽イベントや舞台、ミュージカルなど幅広いジャンルを手掛けています。

プロデューサーの役割は

本当にイベントの実施”全て”にわたります。「こういう企画をやりたい」という立案から始まり、会場選び、予算の策定、チケットの販売スケジュール策定、プロモーション、そして作家さんや演者さんとの中身づくりそしてそれを実現するための舞台、技術、運営などの各セクションのスタッフとの調整まで統括します。当日は楽屋の設営やロビーの運営、公演を安全に行うため様々な管理を行い、終われば収支の精算をする。イベントに関わる一連の流れ全てに責任を持つのが私の仕事です。

仕事をする上で心掛けている事を教えてください

常に全体像を把握し、「これは何のための仕事なのか」という原点に立ち返って考えることを大切にしています。 特に大きなイベントになると、関わるスタッフの数も膨大になり、直前は現場がバタバタと混乱することもしばしばあります。そういった時こそ、一呼吸置いて「当初のスケジュールはどうだったか」「企画の趣旨は何だったか」を整理し直すように心がけています。 制作の現場では、多くの関係者と調整を重ねながら進めるため、どうしても意見が食い違う場面もあります。だからこそ、自分が俯瞰した視点を持ち、関係者と方向性を揃えながら、一つの目的に向けて仕事を進めていくことを意識しています。

仕事のやりがいを教えて下さい

多くの人と協力して形にしたものが世の中に届き、目の前でお客様の反応が見られた時に大きな達成感を感じます。 特に印象に残っているのは、2023年に担当した「上海国際コメディフェスティバル」です。文化や言葉が異なる中国で、日本の笑いが通用するのかという不安もありました。事前に台本を提出してチェックを受けたり、現地のチームと「どういう表現なら伝わるか」を細かく調整したりして準備を進めました。 迎えた初日、トップバッターのライスさんがコントを披露した際、現地の会場がドッと爆笑に包まれたんです。あの瞬間の光景と感動は、今でも鮮烈に覚えています。

万博を通じて感じたこと

2025年の大阪・関西万博で開催した「Walk the Talk for SDGs in EXPO2025 UN&YOSHIMOTO」というイベントでは、「みんなが笑顔で一つになる日」を目標に掲げ、国連や様々な企業・団体と協力し、SDGsの取り組みを伝えるという普段の仕事とは異なるテーマに取り組みました。チケットを売って集客するという普段の興行とは目的が異なりますが、ゼロから企画を作り上げ、吉本興業がイベントを通じて提供できる社会的な価値について考える過程は非常に気づきが多く、大きなやりがいを感じました。

入社した動機・きっかけを教えてください

親戚の影響で、幼少期から中国とエンタメに自然と興味を持っていました。大学でも中国語を専攻し、北京に留学もしていました。 留学時には現地の大学の野球部に所属し中国全土から集まった学生たちと野球に打ち込んだり、現地のアイドルグループの劇場に通うなど中国の文化や現代社会に関する理解を深めていました。就職活動では、最初はテレビ局の報道なども志望していたのですが、その中で吉本興業が「お笑い」だけでなく、多方面に事業を展開していることを知りました。 正直に言うと、当時はお笑いそのものに詳しいわけではなかったのですが、ここならエンタメ全体に幅広く関われる、一つに絞らず色々なことができる環境に魅力を感じて志望しました。

吉本興業だから味わえたこと

やはり、「自分の好きなこと」が仕事になる瞬間があることでしょうか。結成当時からNMB48のファンで、放課後は地元の奈良から電車を乗り継いで難波の劇場によく通っていました。そんな私が、入社後にNMB48と吉本新喜劇がコラボしたミュージカル「ぐれいてすとな笑まん」のプロデューサーとして、憧れだったグループの仕事に関わることができました。 ミュージカルという普段の土俵とは違うなかで、難しいこともたくさんありましたが、この「ぐれいてすとな笑まん」以降もNMB48のバラエティイベントのプロデュースをさせて頂いており、引き続きグループの魅力を届けるお手伝いができればと思っています。 また、中国に関わる仕事も経験できています。2022年から中国の国営放送局と共同で番組制作を行い、「中国の文化をよしもとらしく楽しく分かりやすく伝える」という企画を実現できたことも、貴重な経験として自身の糧になっています。

今後のキャリアビジョンを教えて下さい

これまではコンテンツを作って届けることが中心でしたが、今後はエンタメの力を通じて、より社会的なテーマにも関わっていきたいと考えています。。「Walk the Talk for SDGs in EXPO2025 UN&YOSHIMOTO」の経験を通じて、国や行政、国際機関が抱える課題に対し、吉本興業のリソースやプロデュース力を使って何ができるのかを考えるキッカケになりました。 単に笑いを届けるだけでなく、「よしもとだからこそできる関わり方」を模索しながら、会社の事業の幅を広げていくような仕事に挑戦していきたいです。

入社を志望している人に向けて一言

入社を考える上で、「お笑いが大好きでなければならない」ということは決してありません。私自身もとにかくお笑いが好き!ということで入社を希望したわけではなかったので(笑)。 ただ、エンタメとともに生きる会社なので、何か一つでも「これが好きだ」という熱量を持っていることは大切だと思います。 また、この仕事はタレントは勿論、裏方と呼ばれるたくさんのスタッフさんたち、国や行政の方など、本当に多様なバックグラウンドを持つ人たちと関わります。私が留学中に現地の野球部に飛び込んで多様な価値観に触れたように、いろいろな人と関わりながら、みんなで「気持ち良く」仕事を進めていく。そんな姿勢を楽しめる方と一緒に働けると嬉しいですね。

社員から知る吉本興業