今の仕事を教えて下さい
現在は東京マネジメント部で、主に若手芸人の統括を担当しています。 若手芸人のマネジメント業務はもちろんですが、渋谷や神保町の劇場へ所属するためのオーディションライブの運営なども行っています。 「統括」といっても具体的に説明するのは難しいのですが、現場のチーフマネージャーや若手マネージャーの「一番の相談窓口」のような役割ですね。東京だけでも私の管轄には1500〜2000人ほどの芸人さんがいるので、全員を平等に見ることは難しいという課題もありますが、将来の吉本興業を担う芸人さんの活動をお手伝いさせていただいています。

仕事をする上で心掛けている事を教えてください
「常に芸人さんへのリスペクトを忘れないこと」です。 私たちは裏方であり、表舞台に立ってリスクを負い、人を笑わせるという「自分には到底できないこと」をやっているのが芸人さんです。その覚悟に対して、大前提としてリスペクトを持って接するよう心掛けています。 また、信頼関係を築くために、芸人さんから「このアニメ見た方がいいよ」「このゲーム面白いよ」と勧められたものは、次会う時までに必ず触れて感想を伝えるようにしています。そうすることで、芸人の皆様にとって「話しかけやすい存在」となり、仕事上でのコミュニケーションも円滑に進めることができると考えております。
仕事のやりがいを教えて下さい
正直なところ、1年のうち9割くらいは「めちゃくちゃしんどいなぁ」と思っています(笑)。 芸人さんのスケジュールに合わせて動くため、プライベートのコントロールが難しい側面もありますから。ただ、残りの1割でとてつもなく面白いことが起こるんです。その1割がやみつきになって、すっかり抜けられなくなってしまいました。 例えば、大人が集まって1時間くらい真剣に「このちょっと下品なネタを舞台でやってもOKにするにはどうすればいいか」なんてくだらないことを真剣に議論している瞬間は、この会社ならではの面白さですね。そして何より、担当している芸人さんがM-1グランプリなどの賞レースで決勝に進出した時の心の高ぶりは、他の仕事では味わえない瞬間です。
入社した動機・きっかけを教えてください
大学1年の頃、大学生活が全く楽しくなくて「面白い環境に身を置こう」と思ったのがきっかけです。 もともとお笑いが好きで、親の影響で家ではいつも『M-1グランプリ』や『爆笑オンエアバトル』がついているような家庭でした。吉本興業のインターンシップに参加した際、YouTubeの制作現場などで芸人さんと一緒にモノづくりをする体験をして、「デスクワークだけじゃない、こんなに熱量のある面白い会社があるんだ!」と感じて志望しました。


吉本興業だから味わえたこと
2017年のゆにばーす、2019年のオズワルドなど、担当していた若手芸人がM-1の決勝に進出した瞬間に立ち会えたことです。 特にゆにばーすが決勝に行った時は私はまだ入社2年目で、正直どうサポートしていいか分からなかったのですが、とにかく本人たちと一緒に喜びを分かち合いました。 現場では、彼らが最高のパフォーマンスを出せるよう、ネタ出番やそれ以外の仕事のバランスをを調整したり、デリケートな時期なのでネタの内容には安易に口出しせず、求められた時だけ感想を伝えたりと、黒子に徹してサポートしました。全く売れていなかった芸人さんが駆け上がる瞬間を現場で見られたことは、一生忘れられない経験ですね。
今後のキャリアビジョンを教えて下さい
「お笑い」という文化をもっと世間に根付かせて、世の中をより面白く、寛容にしたいと考えています。 今はスマホで手軽にコンテンツが見られる時代です。テレビだけでなく、YouTubeやTikTokなど、手元のメディアで活躍する多種多様な芸人さんを量産していきたいですね。 日常的にお笑いに触れる機会が増えれば、「ふざけたことをふざけてやっているんだな」と、人々がエンターテインメントをより柔軟に楽しめる社会になるのではないかと思っています。
吉本興業を志望している人に向けて一言
周りと比べず、自分の「好きなこと」を極めてください。 就職活動では「自分には何もない」と悩む人も多いですが、吉本興業は「五角形のグラフ」が全部大きい人も勿論ですが、「何か一つだけ突出している人」も非常に活躍しやすい会社だと思っています。 ゲームでもアニメでも、突き詰めた知識は芸人さんの仕事に繋がったりと、決して無駄になりません。好きなことを我慢せず、全力で遊んで趣味に没頭して、それをどう人に伝えるか考えてみてください。吉本興業はあなたのその「好き」が武器になる場所だと考えています。




