今の仕事(内容・役割)を教えてください
所属タレントが出演するイベントや番組、また会社としての取り組みについて、メディアを通して世の中に伝えることが主な業務です。
メッセージをどのような手法で伝えれば最も効果的かを考えることに、日々頭を使っています。
仕事をする上で心掛けている事
今は世の中がすさまじい勢いで変化していて、社会通念も変わりました。昔は当たり前だったことでも、伝え方を間違えると簡単に炎上してしまう。だからこそ世の中の動きや声にアンテナを張り、「共感してもらえるように情報を伝えること」を意識しています。
また、社内の動きにも敏感にアンテナを張っています。例えば「この芸人さんが今キテるな、話題になりそうだな」という新たな才能をいち早く見つけ、各メディアに「今こんな面白い人が出てきています」と紹介できるようにしています。
仕事のやりがい
芸人というコンテンツを持つ吉本興業でプロモーションをする面白さは、特別なものだと思います。
どんな才能も知ってもらわなくては活きませんし、まだまだ埋もれている面白い人がこの会社にはたくさんいる。それを世の中に出して、その人のキャリアアップにつなげていく仕事ですから、お笑い文化をつくる仕事でもあると思います。
芸人の取り組みがプロモーションを通して世の中に伝わり、それを面白いと感じてもらえた時は、大きなやりがいを感じます。
吉本の魅力を教えてください
私は外部から中途で入社しましたが、優秀な社員が多いと感じます。芸人と日々やり取りをしているからか、平均してコミュニケーション能力が高いです。
また、これだけの人数を抱えているのに社員の面倒見がいい会社でもあります。1つ2つの失敗ならば、「しゃあない、しゃあない」「次頑張れよ」という空気があり、挑戦しづらくなることがありません。100年以上続く興行会社特有の、優しさや温情があると感じます。
入社した動機・きっかけ
当時、「よしもとアール・アンド・シー」(現よしもとミュージック)が設立されたタイミングで、前職のCD販売店でお世話になった方がその部署に勤めており、お声を掛けていただきました。関西出身で、小さいころからお笑いが大好きでしたので、お誘いいただいてすぐに即決したのを覚えています。
今までで一番嬉しかったこと
もともと音楽の部署にいたため、NMB48などアーティストのライブやCD・DVDのプロモーションも担当してきました。
そのため、2016年にNHKの「紅白歌合戦」で行われたAKB48のファン投票企画で、当時NMB48所属の山本彩が1位になった時は本当に嬉しかったです。自分でもびっくりするくらい「よっしゃー!」と叫んでいて、現場でNMB48のマネージャーと一緒になって大喜びしました。
今後のキャリアビジョン
自分は先輩方に恵まれ、伸び伸びと働かせてもらってきました。社歴ももう16年になるので、その恩返しも込めて、これからは部下を育てることに注力したいと思っています。
プロモーションは、マネージャーやライブ制作、テレビ制作などと比べると、会社の中心事業ではありません。ですが、周りの全ての部署と関わり、多くの経験を積むことができる、特別な部署でもあります。
そうした部署で、タフで優秀なプロモーターを多く育て、社内の誰かが困った時に「プロモーションに相談してみよう」と、真っ先に頼られるチームにしていきたいと思います。
吉本興業を志望している人に向けて一言
良いもの、面白いもの、社会のためになるものを世に届けたいと常に思っていますが、この会社には伝えるべきものが山ほどあって、飽きません。プロモーションの仕事がしたい方には、おすすめしたいです。
また、プロモーション以外の方にも、自分のやりたいことが実現できる会社だとお伝えしたいです。アイデアを思い立ったら実現に向けて周りが助けてくれますし、一緒に目標を共有する仲間も集めやすいです。
ぜひこの会社に入社して、自分自身も楽しみ、周りの人も巻き込み、お客様にも楽しんでいただける仕事に挑戦してほしいと思います。