この場所に住む覚悟を決めた
“住みます芸人”たちと
笑いの力で
地元山口を盛り上げたい

地方創生の仕事

中村 美紀

よしもとエリアアクション 中国エリアセンター 山口県担当
2017年入社

今の仕事(内容・役割)を教えてください

5組7名の山口県住みます芸人とともに、山口県を盛り上げる企画を立案し、実施していくことを主な役割としています。 具体的な業務内容は、住みます芸人のマネジメントのほか、県内の行政や企業・団体に対する営業、住みます芸人が出演するライブや番組の制作など、多岐に渡ります。 よしもとエリア社員の仕事は東京や大阪と比べたら小規模ですが、そのぶん広範囲に「自由に何でもできる」ことが特徴だと思います。

仕事をする上で心掛けている事

人とのつながりを大切にしています。私の出身地でもある山口県は、どちらかというと閉鎖的な県民性で、見ず知らずの相手をなかなか受け入れない風土があります。だからこそ出会った方とのご縁を大切に、お世話になった人に御礼のメールを送ったり、それっきりにならないよう新しい仕事の提案をしてみたり、当たり前のことをして繋がりを大事にしています。

仕事のやりがい

県内の人に「住みます芸人さんに会えて嬉しい!」と喜んでいただけた時です。 住みます芸人は、地元の人にとっては身近な芸能人です。そういう人が、お祭りやイベントを盛り上げていることに喜びを感じる方は、とても多くいらっしゃいます。 エリア社員の仕事についてから、住みます芸人の力で「こんなに人を笑顔にできるんだ」「こんなに感動を与えられるんだ」と驚くことは多いですし、エンタメ文化が乏しい山口県にエンターテイメントを提供できていることに喜びを感じています。

入社した動機・きっかけ

前職の会社は全国転勤が多く、半年ごとに各地に引っ越す生活が続きました。それまでは山口県外に出たことがなくむしろ飽き飽きしていたくらいでしたが、いざ外に出てみると地元の良さに気づき、山口県を明るく元気にする仕事がしたいと思いました。 よしもとを選んだのは、前職で激務が続いて肉体も精神もすり減っていた時に、かまいたちさんの動画を見て、救われたことがあったからです。疲労で無表情になっていた自分がふっと笑えた瞬間があって、笑いの力の大きさを感じ、よしもとで地元を盛り上げたいと思いました。

吉本興業だから味わえたこと

住みます芸人と苦楽をともにしながら喜びを分かち合う経験は、エリア社員だからこそ味わえるものだと思います。 例えば「どさけん」という、山口県住みます芸人になって12年目の芸人さんがいるのですが、彼らはいつも「俺たちは一蓮托生だから」と言ってくださる。私が失敗しても怒らずに、むしろ迷惑をかけた方に一緒に謝ってくれたこともあります。 この場所に住む覚悟を決めた芸人さんたちと、家族のような関係性で「地元に貢献できることを探していく」なんてことは、この会社でしかできないと思います。

今後のキャリアビジョンを教えてください

正直に言うとあまり遠くのビジョンはありません。ただ山口県には19の市町があって、今現在、住みます芸人が定期的にお付き合いをしているのはその半分くらい。これをもっと広げていくのが、今の私の一番の目標です。 まだまだ山口県はお笑い文化に乏しいですが、同時に秘めたるポテンシャルも感じています。山口県でもっと多くの芸人さんに活躍してもらい、この地を活性化することができれば、おのずと自分自身もステップアップできるのではないかと考えています。

吉本興業を志望している人に向けて一言

「47都道府県に芸人を住ませて、地域を盛り上げよう」なんておかしな会社は、他にないと思います(笑)。日本の田舎は人口も減少して、高齢化も進んでいて、見捨てられがち。なのに吉本興業は、「まだ可能性はあるはずだから何とかしたい」と本気で考えている。そこが私は “すごくいいな”と思っています。 エリア社員の仕事は、自分自身が考えたことを実現できたり、新しいエンタメ文化を生み出すことができたり、無限の可能性を秘めています。行動すればするほど、仲間も増えるし、感謝もされる。自分次第で本当に楽しいことができますよ。

社員から知る吉本興業