日本中でお笑い文化を
発展させる人間になりたい。
若手芸人と切磋琢磨し
壮大な目標に挑む

マネジメントの仕事

駒井 裕介

マネジメント&プロデュース本部 新人開発室
2021年入社

今の仕事(内容・役割)を教えてください。

マネジメント&プロデュース本部新人開発室は、芸歴1年目から11年目までの若手芸人をマネジメントする部署です。
私はそのなかでも、令和ロマン、世間知らズ、エバース、シンクロニシティ、マリーマリーおよびNSC東京19期から23期の育成芸人約300組のマネジメントを担当しています。

仕事をする上で心掛けている事を教えてください

芸人へのリスペクトを持ち続けています。
そばで見ているとより感じますが、人を笑わせることを生業にしようと決意するのは並大抵のことではありません。人間としても尊敬できるので「すごいことをしている人たち」という意識を持って接しています。
また、数多くの若手芸人を担当していますが、できるだけそれぞれの現場に行くことを大切にしています。
特に初めてテレビに出演するときなどに「いてくれると安心する」と言ってもらえることもあり、マネージャーとしての役目だと思っています。

仕事のやりがい

「1週間後に何が起こるか分からない」というのは、この仕事の本当に面白いところだと思います。
私の場合、令和ロマンがM-1グランプリ2023で優勝したことで、自らの人生にも新たな展開が生まれました。
優勝したコンビにしか来ないオファーもどんどん入りますし、今までとは全く違う世界を見させてもらっています。
そういった、予想できないことが次々と起こり、さまざまな経験を積むことができるのは、この業界、そして吉本興業ならではのやりがいだと思います。

入社した動機・きっかけ

大学時代は合唱やバンドといったサークル活動で忙しく、就職活動には全く興味を示さずに過ごしていました。そのせいで就活を始めるタイミングを間違え、動き出した頃には多くの企業の選考がすでに終わっていました(笑)。
そのような状況のなかで、地元・関西の後輩が「昔からお笑い好きなんやし、吉本に行ったらどうですか」と言ってくれたんです。
私のまわりはコンサルタントや弁護士を目指す人が多かったこともあり、吉本という選択肢はそれまで全く浮かんでいませんでした。 その一言をきっかけに吉本を受験しましたが、結果的には最も自分に合う会社に入れたと思っています。

吉本興業だから味わえたこと

まずは、ここまで芸人とコンスタントに話せる機会は普通ないです(笑)。
そして、歴代で19組しかいないM-1チャンピオンのマネジメントができるなんて、本当に稀有な体験をさせてもらっています。
令和ロマンと話していると、エンタメへの向き合い方や「お笑い」というコンテンツに対しての考え方、これからのお笑い界への眼差しなど、勉強になりますし、刺激ももらえています。

今後のキャリアビジョン

最終的には吉本興業の会長になりたいです。
なぜ会長になりたいかと言うと「日本中でお笑いを文化にしたい」という思いがあるからです。
私は関西の出身で、土曜の昼は新喜劇を観ながらご飯を食べたり、少し面白かったら文化祭で漫才を披露したりという文化がありました。それに比べると、まだまだお笑いがメインカルチャーになっているとは言えない地域もあると感じます。
日常的にもっと笑いがあふれる世の中の方が面白くて豊かだと思うので、日本中でお笑い文化を発展させられる人間になりたいと思います。

吉本興業を志望している人に向けて一言

お笑い好きではなくても楽しく働いている人は多いですし、企業としてのバランスを考えても、お笑い以外に興味関心がある人は必要だと思います。
でも、私はあえて逆に「お笑いが好きな方がいいよ」と言いたいです。
吉本はお笑い界、お笑い文化という大きなものに影響力を持てる数少ない企業ですから、好きな人には最高の環境ですよ。
ただし、ただの「芸人ファン」というよりかは、お笑い文化そのもの、概念そのものを愛している人が向いていると思います。
「明日何をやっているかわからない」という感覚を楽しめる人と、一緒に働きたいです。

社員から知る吉本興業